風致地区【ふうちちく】

風致地区(ふうちちく)とは、1919年(大正8年)に制定された都市計画法において、都市内外の自然美を維持保存するために創設された制度である。具体 的には「風致地区内における建築等の規制に係る条例の制定に関する基準を定める政令」の定める基準の下で、各都道府県または各市町村が条例(いわゆる風致 地区条例)を定める方式による。

指定された地区においては、建設物の建築や樹木の伐採などに制限が加えられる。そのため、土地の有効活用を図りたい地区住民との間での軋轢も少なくないといわれる。風致とは、「おもむき、あじわい、風趣」(広辞苑)の意。
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